テストでの凡ミスが多いことに悩んでいませんか?
- 凡ミスってどうやったらなくせるの?
- 計算ミスの減らし方は?
- 問題読み間違いのなくし方は?
- 解答の仕方をミスってしまうのはどうすれば止められる?
- 普段から何をすれば凡ミスがなくせる?
この記事で紹介する『凡ミスの減らし方』を実践すれば、
もったいないケアレスミスを減らし、得点を上げることができると思います。
実際、僕は高校時代からこの方法で凡ミスに対して対策を打ったことで、
毎回のテストで学年1位を争うくらいの成績をとれたり、京大に合格できたりしました。
凡ミスは甘く見ないこと
凡ミスって「まあ次から気をつけよう」みたいな感じで甘く見られがちなんですが、その考えはここで改めてほしいと思います。
なぜなら、凡ミスはとれるはずの点数を落とす、非常にもったいない行為だからです。
しかも、凡ミスってその人の癖になっていることが多いんですよね。
つまり、意識して直さないと一生治ることはありません。
なのでこの記事を読んだあなたには、凡ミスは軽いものと思わず、意識して減らしていく必要があることを理解してほしいです。
凡ミスの発生ポイントと発生原因
まずはケアレスミスがどこで起きるのか、そしてなぜ起きるのかについて把握しておきましょう。これが、後に述べる対策に繋がってきます。
僕が思う凡ミス発生ポイントは大きく3つです。
1.計算ミス
まず、理系科目でよくある凡ミスが計算ミスです。
計算ミスが起こる原因は、以下の3つが考えられます。
演習量が足りていない
計算に慣れていないと、当然計算ミスが起こりやすくなります。
例えば、約分、筆算、積分計算でのミスなどが挙げられますね。
また、演習量が足りていないと計算スピードが落ちるので、試験時間が足りなくなってきます。
時間がなくなってくる焦りも、ミスを生む原因になります。
検算をしていない
計算ミスを減らすことはできても、ゼロにすることはほぼ不可能だと思います。人間絶対ミスはあるので…。
そこで必要となるのが、ミスを見つける力です。
ミスを見つける一つのアクションが検算です。
検算をやる癖がついていないと、ミスを見つける機会が少なくなってしまいます。
計算を省略しすぎている
計算の途中過程を飛ばしすぎることも、ミスに繋がる原因です。
例えば、筆算を暗算で計算するとか、途中式を飛ばして書くなどが挙げられます。
省略したところは頭の中でやっている部分。手で書くよりミスりやすいです。
2.問題の読み間違いによるミス
2つ目は、問題の読み間違いによるミスです。
例えば、アルファベットで答えなければならないところを数字で答えてしまったり、yの値を求めなければならないのにxの値を解答してしまったり、当てはまらないものを解答するのに当てはまるものを選んでしまったりなどが考えられます。
この凡ミスが起こる原因は、以下の通りです。
問題を最後まで読まない癖がついている
問題を途中で読むのを止め、問われていることにはちゃんと目を通さずになんとなくで解答していると、当然ミスに繋がります。
演習をある程度やり、問題に慣れている人ほどやってしまうミスです。
解答のゴールを把握できていない
問題で何を答えるのか把握できていない、または、それを把握せずにとりあえず解答し始めてしまう癖がついている人に起こるミスです。
問題文から解答のゴールを考えられていないことが原因ですね。
解答ミス
最後に凡ミスが起こるポイントとして、解答ミスが挙げられます。
例えば、マークミスだったり、理由を答えるところなのに「~から。」となっていなかったりなどが挙げられます。
このミスが起こる原因は、以下が考えられます。
凡ミスの減らし方
ここまで、ミスが起こりやすいポイントとその発生原因を見ていきました。
ここからは、凡ミスの減らし方について紹介していきます。
先程述べたタイプ別に、凡ミスを減らす対策を紹介していきます。
計算ミスを減らす対策
計算ミスを減らすための対策は、3つの方法があります。
演習量を増やす
純粋に演習量を増やして、計算を自分のものにしましょう。
問題集を十分こなしているか確認してみてください。
少し足りていないと感じるなら、演習する時間をもっと設け、計算がなんなくできるまでやりましょう。
また、演習量を増やせば解答スピードも上がります。
試験時間にも余裕が生まれ、焦りから生まれるミスも減らせます。
途中で検算する癖をつける
ミスを見つけるために、計算しながら検算をこまめにやる癖をつけておきましょう。
検算をする機会を増やすことで、ミスに気づきやすくなります。
例えば、√12を2√3と計算したとします。
この瞬間に2√3が√12に戻るかどうかすぐに確認しましょう。
こういったこまめな検算が瞬時にできるようになると、ミスの発生を減らすことができます。
ミスが起きやすいところは、省略せず丁寧に計算する
途中過程を省略することはミスを生む原因になるので、特に注意しましょう。
省略したことが原因でミスが起こったときには、その省略は今後止めて丁寧に計算することをおすすめします。
なぜなら、ミスが起こっている省略は自分が使いこなせていない解き方だからです。
特に、途中式をむやみに省略することはミスにめちゃくちゃ繋がりやすいです。
問題の読み間違いを減らす対策
次に、問題の読み間違いから起こる凡ミスを減らす対策を紹介します。
このタイプのミスは問題を最後まで読まないことが原因なので、最後までちゃんと問題を読む癖をつけるようにしましょう。
そのために、問われていることに線を引いてみましょう。
こうすることで、問題を最後まで読むようになります。
加えて、自分が何を解答するのか、いわば、解答のゴールを把握できます。
例えば、「tの範囲を示し、xを求めよ。」という問題があれば、「tの範囲を示し」と「xを求めよ。」の2箇所に線を引きます。
この方法なら、解答する内容が把握でき、かつ2つ解答しなければならないことも認識できます。
解答ミスを減らす対策
次に、解答ミスによる凡ミスを減らす対策です。
解答ミスは、その意識が低い分、普段から注意する癖がついていないことが多いです。
なので、丁寧に解答するように注意する癖を普段からつけておきましょう。
例えば、マークミスは普段から慣れていない分、ミスが起きやすいです。
対策の1つとして、問題用紙を指差ししてマークのずれが起きないように注意を払うなどして、丁寧に解答するようにしましょう。
また、このタイプのミスは見直しをちゃんとすることで防げます。
マークミスはしていないか、指定された解答方法に従っているかなどは、見直しをすればすぐに確認できます。
共通してできる対策⇒自分がやらかす凡ミスの傾向を把握しておく
最後に、これまで述べた3つのタイプに共通する、凡ミスを減らすための対策について紹介します。
それは、自分がやってしまう凡ミスの傾向を把握しておくことです。
なぜなら、それが自分の癖になっているポイントだから。
例えば計算ミスが多い人は、問題はきちんと読めている一方で、演習量が足りていないのかもしれません。
逆に、問題の読み間違いが多い人は、計算は丁寧にできているのに最後の解答で違う答えを書いてしまったりします。
人によって癖は違うので、当然起こす凡ミスも変わってきます。
そうなれば、普段からとるべき対策も変わってくるので、自分の凡ミスの癖はきちんと把握するようにしてください。
また、自分がやる凡ミスの傾向が分かっていると、そのポイントではより注意する意識を持つことができます。
凡ミスを減らして、不要な失点を防ごう!
以上、テストでの凡ミスを減らす方法を紹介しました。
最後に確認しておきましょう。
あなたの凡ミスの原因とその対策は見つかりましたか?
ぜひその対策を試してみてください!